どーも!「子連れさとん.com」管理人のさとんです。
パリオリンピックが近づいてきましたね。
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去年の夏にパリへ行ったときに、バスや地下鉄、パリ近郊の鉄道を数多く利用しました。そんなパリ市内の移動にとっても便利だったのが、navigo(ナヴィゴ)という交通カード。日本で言うICOCAやSUICAのようなものです。
パリ市内に張り巡らされたメトロやバスだけではなく、郊外のシャルルドゴール空港やユーロディズニー、ヴェルサイユ宮殿にも行けるフランスの国鉄(RER、SNCF)に乗車できる便利な切符でした。
てことで、今回は、パリ滞在時に使ったナヴィゴ・セメーヌについてご紹介します!まずは、ナヴィゴの種類や、ナヴィゴイージーとナヴィゴ・セメーヌの違い、そして買い方をご紹介!さらに、使い方や使ってみた感想も合わせてお伝えします。
ということで、レッツゴー!
navigo(ナヴィゴ)とは?
まずは、ナヴィゴについてご紹介しましょう。先述したとおり、パリのICOCAに相当するナヴィゴはいくつか種類があります。
ナヴィゴの種類
ナヴィゴの種類は大きく分けると以下の三つ。
Navigo Easy Travel Card(ナヴィゴ・イージー)
Navigo Découverte Travel Card(ナヴィゴ・デクーヴェルト)
このうち、ナヴィゴはパリ近郊在住者しか利用ができません。観光客が利用できるのはナヴィゴ・イージーか、ナヴィゴ・デクーヴェルトのどちらかになります。Découverte(デクーヴェルト)とは和訳すると「発見」という意味だそうです。
ナヴィゴ・イージー
ナヴィゴ・イージーは1回券、10回券、1日乗り放題券などをチャージできる交通系ICカードです。窓口で購入したらすぐ使えるのが便利。
チャージできるチケット:
Ticket t+(1回乗車券) €2.10
Ticket t+ Carnet(10枚回数券) €16.90
Ticket t+(割引10枚回数券) €8.45
OrlyBus(オルリー空港行きバス) €10.05
RoissyBus(CDG行きバス) €14.15
Forfait Navigo Jour(1日乗車券)ゾーン1-2、2-3、3-4、4-5€8.65
ゾーン1-3 €11.60、ゾーン1-4 €14.35、ゾーン1-5 €20.65
※2024年の価格です
日本の交通系ICカードと異なり、ナヴィゴには乗車券や回数券をチャージするという体裁。1回乗車券でバスや地下鉄には乗れますが、空港バスに乗ろうと思うと、改めてバスのチケットをチャージをしないと乗れないのがちょっと面倒です。
ナヴィゴ・デクーヴェルト
ナヴィゴ・デクーヴェルトは主に旅行者向けのICカードです。ナヴィゴ・イージーが回数券だとすると、ナヴィゴ・デクーヴェルトは定期券みたいな感じ。
ナヴィゴ・デクーヴェルトの種類
顔写真(縦3.0cm×横2.5cm)が必要
Navigo Jour(ナヴィゴ ジュール):1日間 ナヴィゴ・イージーと同様
Navigo Semaine(ナヴィゴ セメーヌ):1週間 €30.75(ゾーン1-5)
Navigo Mois(ナヴィゴ モワ):1ヶ月
Navigo Annuel(ナヴィゴ アニュエル):1年間
ナヴィゴ・デクーヴェルトは利用期間によって、名前が違うので、ちょっとわかりにくい。
観光客に便利なのは、1日乗車券のナヴィゴ ジュールか、1週間有効のナヴィゴセメーヌ。3、4日滞在するなら、Navigo Semaine(ナヴィゴ セメーヌ)が断然オススメ!
ナヴィゴの買い方と注意点
ナヴィゴ・イージーとナヴィゴ・デクーヴェルト(ナヴィゴ・セメーヌ)の買い方です。
どちらもメトロ駅やRER駅の窓口で購入できます。ナヴィゴ・イージーはメトロの自動券売機でも購入できるのは手軽でいいですね。
一方、ナヴィゴ・セメーヌは、窓口で購入できるのはナヴィゴ・イージーと同じですが、購入時に顔写真(縦3.0cm×横2.5cm)が必要になります。
ICカードのナヴィゴ・セメーヌとは別に、使用者名を記載する台紙がワンセットになっていて、そこに顔写真を貼り付けるようになっています。
時間と経費の節約のため、あらかじめ自分で撮影したものを必要なサイズに印刷して持って行くと良いでしょう。大きな駅だと証明写真機が窓口近くにあることもあるみたい。
ナヴィゴ・セメーヌの注意点
ナヴィゴ・セメーヌ購入時の注意点です。
有効期間は、月曜日から日曜日までの固定です。
パリに金・土・日曜日に到着する場合は購入できません。また、木曜日に購入した場合は最長でも4日間しか使用できないのでご注意。
週末を挟んで3日程度の利用期間であれば一日乗り放題のナヴィゴ・ジュール(€8.65)を購入する方がお得です。
ナヴィゴ・セメーヌのメリットと使ってみた感想
ナヴィゴ・セメーヌは購入期間や利用期間に多少の制限はありますが、日程やタイミングがバッチリはまればとってもお得!てことで、ナヴィゴ・セメーヌのメリットやどんな人が買えば最大限お得になるのかをご紹介!
ナヴィゴ・セメーヌに最適な人
以下の前提条件を満たし、かつ条件の①-④に1つでも当てはまるなら、ナヴィゴ・セメーヌを購入しましょう!
①シャルルドゴール空港からパリ市内をロワシーバスで往復
②ヴェルサイユ宮殿へ電車で行く
③ディズニーランドパリに電車で行く
④有効期間中に15回以上(一日あたり2回以上)メトロやバスを利用する
上記のどれかに当てはまるなら、ナヴィゴ・セメーヌはオススメですし、複数当てはまるなら、ナヴィゴ・セメーヌをマストバイです!
メリットを紹介!
繰り返しになりますが、ナヴィゴ・セメーヌは、€35(発行手数料5€+運賃30€)で一週間乗り放題のICカードです。
一日当たりで換算すると€5利用すれば元が取れる計算です(Ticket t+(1回乗車券) €2.10なら2.5回分に相当)。上記④の条件がこれに該当します。
ここからは、上記のお得条件①から③に当てはまる場合、どれくらいお得になるのかをご紹介します。
条件①シャルルドゴール空港からパリ市内をロワシーバスで往復
パリ市内からシャルルドゴール空港を走るロワシーバスはナヴィゴ・セメーヌで乗車できます。ロワシーバスの片道料金は€16.20なので、往復(€32.40)乗れば、それだけで元が取れます。
片道でも、ナヴィゴ・セメーヌの料金€35からロワシーバス料金€16.20を差し引けば、€18.8なのでTicket t+(1回乗車券€2.10) なら9回利用すればお得、という計算になります。
シャルルドゴール空港とパリ市内間をロワシーバスで移動しようと思ってる方は、ナヴィゴ・セメーヌを買いましょう。
条件②ヴェルサイユ宮殿へ電車で行く
ヴェルサイユ宮殿までは、パリ市内から往復 €9程度(RERかSNCFで多少の誤差があります)。ナヴィゴ・セメーヌの料金€35電車代€9を差し引けば、€26なのでTicket t+(1回乗車券€2.10) なら13回利用すれば元が取れます。
条件③ディズニーランドパリへ電車で行く
ディズニーランドパリまでは、パリ市内から往復 €10です。ナヴィゴ・セメーヌの料金€35からディズニーランドパリまでの電車代€10を差し引けば、€25なのでTicket t+(1回乗車券€2.10) なら12回利用すれば元が取れます。
実際使った感想!
てことで、ナヴィゴ・セメーヌの使い方や使ってみた感想です。
使い方は、日本の交通系ICカードの同じで、自動改札にタッチするだけ。メトロもSNCFも、自動改札がある場所ならスイスイ通れます。
料金的にもお得ですし、一週間乗り放題なので、いちいち切符を購入しなくて良い、というのはとっても時間の節約になります。
ただ、磁気が弱いのか途中で改札に入れなくなることがありました。そんなときも、窓口で改札に通れなくなった、と片言で訴えれば、すぐに復活させてくれました。
あなたも、パリの散策にはナヴィゴ・セメーヌをご利用ください!
まとめ
以上、「パリの移動はナヴィゴ・セメーヌが便利!買い方や種類、イージーとの違いを紹介!」をお届けしました。
ナヴィゴ・セメーヌ(ナヴィゴ・デクーヴェルト)はパリ郊外を観光して、パリ市内も巡る方にはもってこいの切符です。
さとんは、パリ北駅に到着したので、北駅の窓口で購入したかったのですが、残念ながら窓口が人であふれていたこともあり、ホテル近くの小さい駅(Europe駅)で購入しました。
購入時の手続きもスムーズで一週間分ちゃんとチャージしてくれましたので、一般的な切符なんだと思います。
市内だけを周る場合は、使い切るのにちょっとハードルは上がってしまいますが、それでも乗り放題だと、運賃を気にせず、バスや地下鉄、国鉄を自由に乗り回せるのでとっても便利!
あなたもパリ旅行の移動にはナヴィゴ・セメーヌ(ナヴィゴ・デクーヴェルト)を使ってみてください。それでは!
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