どーも!「子連れさとん.com」管理人のさとんです。
前回、前々回と高野山のアクセス情報を二回にわたりお届けをいたしました。
今回から、3回に渡って高野山の見どころである「金剛峯寺」「壇上伽藍」そして「奥の院」についてご紹介していきたいと思います。
まず、第一回目にとりあげるのは「金剛峯寺」です。
学生の頃、高野山=金剛峯寺なんていう、記号のような覚え方をさせられた忌まわしき記憶を思い出す方もいらっしゃるかもしれません(笑)試験によく出る情報ではなく、金剛峯寺の拝観料や場所といった基本情報をはじめ、その歴史やご本尊について、趣味の範囲でご紹介していきたいと思います。
気長にお付き合いいただければ幸いです。それでは行ってみましょー
金剛峯寺の基本情報
最初に金剛峯寺の住所や拝観料などの基本情報をご紹介いたします。
金剛峯寺の住所
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132
金剛峯寺は高野山のメインストリートのちょうどど真ん中あたりに位置します。高野山までのアクセスについては、前回、前々回の記事でご確認いただければ幸いです。
正式名称
高野山真言宗総本山金剛峯寺
創建年:弘仁7年(816年)
拝観料や拝観時間
拝観料:一 般:500円. 小学生:200円. 未就学児無料
拝観時間:午前8時30分 ~ 午後4時30分(最終受付)午後5時まで拝観できます。
ちなみに、境内までの入場なら無料です。
金剛峯寺とは?歴史や由来は?
金剛峯寺の創建は上述の通り、弘仁7(816)年、真言宗の開祖空海(弘法大師)によって開かれました。
寺号は空海が定めたとされていますが、当時、金剛峯寺とは、山号(仏教寺院の称号)の「高野山」からわかる通り、真言宗の総本山そのものを指す言葉で、今のような本堂を持つ「金剛峯寺」という建物は存在しませんでした。
つまり、詰め込み教育で覚えさせられた高野山=金剛峯寺というのも、あながち間違ってはいないということになります(笑)
ただ、1869年(明治2年)に、高野山にあった青巖寺と興山寺 が合併され、高野山真言宗の一番えらい人(管長)が住む、この寺院の名称を「金剛峯寺」と称することになりました。
そんなこともあって、現在は、高野山金剛峯寺という寺号をもつ、1つの寺院の名称になっているとともに、昔の考え方「高野山=金剛峯寺」も残っていて、高野山全体が金剛峯寺の境内である、ともされています。どないやねん!て感じるほどに、ややこしい(^_^;)
ちなみに、も一つややこしい話をすると、真言宗の一番えらい人、管長様は別名「座主様」とも呼ばれます。仏教各宗派の一番えらい人の呼び名は、実はバラバラで、7種類(座主、管長、門主、門首、貫主、貫首、法主)ほどあるそうです。
ややこしやーややこしやー(古いな、笑)
金剛峯寺のご本尊は?
最後に、金剛峯寺のご本尊を紹介いたしましょう。金剛峯寺のご本尊は、「弘法大師座像」です。
あれ?「薬師如来じゃないの?」「大日如来じゃないの?」という声も聞こえてきますね。
来歴で触れた、ややこしい話の続きになりますが、高野山金剛峯寺という寺号をもつ寺院の本尊は
「弘法大師座像」で間違いありません。
ただ、高野山全体が金剛峯寺の境内と考えた時、金剛峯寺の本堂とは、壇上伽藍にある金堂を指し、
その本尊は「薬師如来」となっています。つまり、金剛峯寺のご本尊は「弘法大師座像」であり「薬師如来」でもあるんですね。
ややこし・・・後略
ちなみに、「大日如来」は真言宗における最高神(仏?)ですが真言宗すべての寺院の本尊として祀られているわけではありません。高野山とは離れてしまいますが、有名なところでは、京都にある真言宗智山派の総本山「智積院(チシャクイン)」が大日如来を本尊としてお祀りしています。
まとめ
以上、「金剛峯寺とは何?御本尊は?拝観料や住所、場所を紹介!」をお届けいたしました。
アラフォー世代には懐かしい、漫画「孔雀王」を読んだことがある人なら密教の仏様のお話は結構テンション上がる話題(罰当たり?)だったりするのですがいかがでしょうか?
さとんが、まさしくその典型だったりします(;^_^Aということで、次回は高野山の本堂ともいうべき「壇上伽藍」について調べてみたいと思いますので、また、気が向きましたら、続きをご覧いただければ幸いです。
それでは、また。
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