どーも!「子連れさとん.com」管理人のさとんです。
夏真っ盛りです。2020年の夏はコロナのせいで色々制限があって、さとんの住む滋賀県でもプールが閉鎖になったり、琵琶湖で泳げなかったりと、色々大変。
ま、ぼやいていても仕方が無いので、「夏の避暑旅行」てことで滋賀県内の涼しい場所を日帰りで訪ねてみました。今回から3回にわたって滋賀県内の避暑地を紹介したいと思います。
第一回目の今回は、滋賀県最大の洞窟「河内風穴(かわちのかざあな)」です!
洞窟や鍾乳洞というのは年間を通じて気温が一定で、夏涼しく、冬暖かいという特性があり、意外に居住性が良かったりするんです。
そんな、県下最大の洞窟「河内風穴」のアクセスや周辺の様子、営業時間や洞窟に入った感想等をご紹介します!
それではレッツゴー
河内風穴の基本情報(アクセス、営業時間等)
まずは、「河内風穴(かわちのかざあな)」の場所やアクセス、営業時間といった基本情報を簡単にご紹介します。
「河内風穴」とは?
河内風穴とは、「かわちのふうけつ」とも呼ばれ、関西で最長かつ最大の鍾乳洞なんです。総延長は10kmほど(約10,020m)もあり、日本国内第4位の長さを誇ります。
ちなみに、上位の鍾乳洞はこんな感じ「安家洞(岩手県岩泉町/23700m)、秋芳洞(山口県美祢市/10700m)、大山水鏡洞(鹿児島県知名町/10483m)」
鈴鹿山脈に連なる鍋尻山北東尾根の地下を中心に広がっていて、洞内で犬を放したところ鈴鹿山脈の反対側、伊勢市に出てきたという話も伝わっているんだとか。
アクセスや周辺地図
てことで「河内風穴」の場所やアクセスです。
「河内風穴」の場所
住所:滋賀県犬上郡多賀町河内宮前
これだけじゃよくわかりませんよね。多賀町は彦根市のお隣の町。ひこにゃんで有名な彦根城から車で30分くらいです。
車でのアクセス
名神高速道路「彦根インターチェンジ」からは15kmです。
ちなみに、彦根インターチェンジは、名神名古屋インターから90km、大阪方面の豊中インターからだと110kmなのでどちらからも1時間~1時間半くらいかな。
電車・バスでのアクセス
JRびわこ線「南彦根駅」
近江鉄道「多賀大社前駅」(彦根駅でJRから乗り換え)
JR最寄り駅「南彦根駅」は新快速の停車駅ではありません。新快速に乗った場合は、彦根駅で近江鉄道に乗り換え「多賀大社前駅」まで行った方が良いと思います。彦根-多賀大社前駅間の運賃は¥310(2020.8月時点)
最寄駅からはバスではなく、予約型乗合タクシー「愛のりタクシーたが」で「河内風穴」まで向かいましょう。
多賀大社前駅から河内風穴まで:400円
「愛のりタクシーたが」の詳細は多賀町ホームページでご確認ください。割引もあるみたいですよ。
河内風穴の営業時間・料金・問い合わせ先
夏季 9:00~18:00(受付は17:00まで)
夏季以外 9:00-17:00(受付は16:00まで)
大人¥500
小人(5歳~小学生)¥300
駐車料金:¥400
問い合わせ先:河内風穴観光協会 TEL:0749-48-0552
河内風穴公式パンフレットより転載
風穴入り口へ!
てことで、ここからは実際に「河内風穴」に行ってみた、現地の様子や感想です。まずは、洞窟に入るまでの様子。
「お多賀さん」の愛称で知られる多賀大社から山手に向かい、芹川沿いの所々狭くなる道をおっかなびっくり15分ほど走ると「河内風穴」前に到着します。
駐車場は民家の軒先を借りたような作りで、オフィシャルな駐車場なのかよくわかんないけど、とりあえずおっちゃんが近づいてきたので¥400払って車を止める。
ちなみに、「河内風穴」に到着するまでにバーベキューや川遊びをしている人がたくさんいました。洞窟探検とセットで楽しむのもアリです。うちはそんなの用意してなかったけど(^^;
喫茶「風緑」のメニュー
風穴の入口傍には喫茶店が1軒だけあります。「風緑」と書いて、「かざみどり」と読むみたい。
天丼やおそばといったお食事から、この季節にうれしいかき氷もあり、地元の名産、多賀人参から作ったシロップがおすすめだそう。¥400也。
残念ながらこの日はテイクアウトのみの販売でした。
川を渡ると、「河内風穴」の入場券売り場が見えてきます。売り場へ向かう時に渡る芹川の水がとってもきれい。
入場券を買って風穴へ!
河内風穴の入場料金です。
河内風穴の説明とか、多賀町のごあんないが入場券売り場近くに掲示されてます。
入場券を買って、風穴へ向かう林道へ。売り場から風穴入口までは徒歩10分程度です。道中にトイレは無いのでここで済ませておきましょう。
風穴入口までの見取り図
河内風穴公式パンフレットより転載
風穴までの道
道中は途中までコンクリートで簡易に舗装されてるので、快適です。
林道の横を流れる芹川がほんとにキレイで、川近くへ降りるとめっちゃ涼しくて気持ち良い。水も冷たくて癒されます。芹川にかかる橋を渡って、さらに奥に進みます。
道が少しずつ上りになってきて、奥に行くほどコンクリートも荒れ模様。
分かれ道。コンクリートの階段と新しく作られたであろう鉄の階段。どっちも向かう先は同じです。
鉄の階段は途中、こんなスロープになってます。上りは楽ですが、下りはちょっと怖いかも。
- 上から見た図
- 下から見上げる
石の階段は高さや幅がバラバラで、注意深く歩かないと踏み外しそう。
個人的には、上りは鉄の階段で、下りはコンクリート階段が良いんじゃないかと思いました。
階段を上がりきると、いよいよ入口です。
風穴探検!
ようやく(てほど時間はかかってないけど)風穴の入口に到着。ぽっかり空いた入口から、真夏なのに冷気が噴き出してきます。
天然クーラーの趣で、この前に座ってるのが一番涼しくて、離れがたい。ま、そうは言ってても始まらないので、間口1m程度の入口をくぐって、風穴内へ。
河内風穴略図
内部はこんな感じ。
河内風穴公式パンフレットより転載
青の水路なんて、心躍る場所があるみたいですが、残念ながら観光で入場できるエリアよりも奥なので行けません(^^;地底湖も奥の方にあるみたいですね。
入れるところはこれだけ?と思った方もおられると思いますが、実際に入ってみると地図で見てるよりずっと奥行きがあります。それだけ河内風穴は広い、てことなんですね。
いざ風穴内へ!
狭い入口を抜けると下に向かう通路が。風穴内は滑りやすいので気を付けて。
降りた先には、大広間のようになっています。映画に出てきそうな地底世界で、滋賀県にいるとは思えないくらい。
風穴内は湿度が高めですが、気温は12度前後とクーラーというより、冷蔵庫。来るときに出た汗も一瞬で引っ込みます。避暑にピッタリで、子供も大はしゃぎです。
大広間をの向こうにまた昇る階段。
階段を昇って、大広間を見下ろしてみます。結構、高さがあるのがわかりますよね。大自然の神秘です。向こうに見える光は入口です。
階段を上がった先の中二階はこんな感じで、一転して狭い空間。奥に見えるはしごで二階に昇れるらしいのですが。
混雑緩和の為、立ち入り禁止でした。
はしごを過ぎて、数m進むとこんな感じで行き止まりです。ピンボケですいません。
ここより奥は足元も悪く、照明もありません。ここで風穴探検は終了。
来た道を引き返します。風穴内は一本道なので、来る人と帰る人が譲り合いながら通路を進みます。風穴入り口でちょっと涼んで、せせらぎを横目に帰ります。
河内風穴の滞在時間は?
参考までに、さとん一家が河内風穴に滞在した時間をタイムテーブルにまとめてみました。
13:00 風穴入口到着
13:20 風穴探検完了(入口に戻ってきた)
13:30 入場券売り場に戻ってきた
まとめ
以上、「滋賀県最大の洞窟「河内風穴」を探検!アクセスや周辺地図、営業時間を紹介!」をお届けしました。
鍾乳洞は年間を通して気温が一定で、あまり知られていませんが立派な避暑地です。河内風穴もマイナーながら、中はとっても涼しくて、風穴に向かう道中も脇を流れる清流がとっても涼しげでした。
暑い夏にクーラーではない涼を求めて、あなたも是非、河内風穴へ行ってみてください。
さとん一家は、次の目的地に涼を求めてさっさと移動しましたが、川遊びと一緒に楽しめば、コスパ抜群の夏休みになること間違いありません!
次回は、河内風穴からほど近い、中山道の宿場町だった「醒ヶ井」で涼を探してみたいと思います。
それでは!
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