どーも!「子連れさとん.com」管理人のさとんです。
コロナ禍も明けた2023年の夏休み。ポイ活で貯めたマイルでロンドンに行ってきました。
コロナ禍の間に、ロンドンのキャッシュレス化は想像以上に進んでいて、旅行客に必須と言われたオイスターカードも過去の遺物に!!2023年のロンドンでの移動はタッチ決済が便利すぎました!
てことで、今回はオイスターカードの料金や購入先、タッチ決済とも重なる利用路線、割引特典を調べてみます。さらに、タッチ決済にオススメのクレジットカードや2023年の夏に実際に利用した感想も合わせてご紹介したいと思います。
それでは、レッツゴー!
オイスターカードとは?
まずは、オイスターカードについてご紹介しましょう。オイスターカードの特徴や、購入方法、利用時のメリット・デメリット、さらにオイスターカードの割引についてもご紹介します。
ちなみに、ここで紹介するオイスターカードの特徴は後述するタッチ決済でも適用されます。
オイスターカードとは?
まずは、オイスターカードの紹介です。
オイスターカード (Oyster Card) は、イギリスのロンドン市内の公共交通機関で使用されている非接触型ICカードである。2003年に使用が開始され、現在までに1,000万枚以上が発行されている。
Wikipediaより抜粋
日本で言うところのICOCAやSuicaのようなもの、と考えるとわかりやすいですね。
利用できる路線
トラム
オーバーグラウンド(London Overground)
ナショナルレール(National Rail services)
Tfl Rail
など
オイスターカードの料金、購入場所とチャージ方法
オイスターカードの代金や購入場所、チャージ方法のご紹介です。
オイスターカードはいくら?
オイスターカード 1枚の代金
この料金は、デポジット(預り金)の扱いですが、購入から一定期間(1年間)経たないと返金ができません。(2023年夏時点)昔は48時間経過後に返金できたそうですが・・・
使い捨てにするには少々お高いわ
オイスターカードが買える場所
ビジターセンター(観光案内所)
※ビジターセンターは リヴァプール・ストリート駅、ピカデリー・サーカス駅、ヴィクトリア駅、キングスクロス駅、パディントン駅、ガトウィック空港、ヒースロー空港(ターミナル2&3)にあります
オイスターカードのチャージ方法
日本と同じく駅の券売機でチャージ可能です。
コンビニやKIOSKといった場所でもできるようですが、英会話が堪能な人はいいけど・・・ね。
オイスターカードのメリット、デメリット
オイスターカードの便利なところと不便なところを列挙しましょう。
メリット
割引運賃で乗車できる
1日の上限金額(デイリーキャップ)がある
盗難、紛失時のリスクが限定的
デメリット
窓口で購入する必要がある
購入時にデポジットが必要
デポジットの返金は購入から1年間の経過が必要
残高管理やチャージの手間がかかる
ロンドン市内交通の割引運賃制度
オイスターカードを使ったときの割引についてご紹介します。
割引運賃
地下鉄乗車時、オイスターカードと切符で運賃が違うんです。オイスターカードは通勤時間帯以外はさらに安く設定されてます。
オイスターカード オフピーク/オンピーク
・ロンドン市内(ZONE1) 2.7/2.8£(504円/1360円)
・ヒースロー空港からロンドン市内(ZONE6) 3.6/5.6£(648円/1,008円)
※単位は£()内は1£180円で換算した額です。
一回券の定価が1200円超え!地下鉄1区間の値段じゃない
オイスターカードで500円超えてのも納得はできないけど
キャップ制
割引運賃に加えて、オイスターカードにはデイリーキャップと呼ばれる、1日の最大料金が設定されています。乗り放題の一日乗車券のような仕組みですね。(週や月の最大料金設定もあるようですが今回は省略します)
ロンドン市内(ZONE1) 8.1£(1,458円)
ヒースロー空港からロンドン市内(ZONE6)14.90£(2,682円)
エリザベスライン利用時の運賃(12.8£/10.8£)もデイリーキャップの対象です
※1ポンド180円で換算
ロンドン市内の3回目乗車以降は実質無料と考えればお得な仕組みか。まあ、高いけど。
ちなみに、デイリーキャップの対象額は地下鉄とバス等、オイスターカードで利用できる交通機関の運賃をすべて合算して算出されます。
ロンドン市内(ゾーン1と呼ばれるエリア)を移動する場合は、地下鉄とバス等の運賃合算で8.1£以上利用すれば、その日は乗り放題。地下鉄だけ、バスだけ、と偏った乗り方をしなくてもOKです!
ということで、オイスターカードについてご紹介をいたしました。
オイスターカードの代わりはこれ!
前項ではオイスターカードの特徴について紹介しました。
もう、要らない!と言ってる割に長々とご紹介した理由は、オイスターカードの代わりになるカードは、オイスターカードのメリットを持ちつつ、デメリットも解消した最強のカードだからです。
オイスターカードは安く手軽にロンドンの交通機関を利用できるのが最大の魅力な半面、購入には窓口に並ぶ必要があったり、デポジットがかかったり、チャージする手間が発生します。
なんかもうめんどくせーなー
ということで、2023年の夏。ロンドン旅行に行った時に、さとんがオイスターカードの代わりに利用したのがこちら。
EPOSカードじゃなくても下のマークが付いてるカードなら使えるんですが。
日本クレジット協会ホームページより転載
https://www.jcca-office.gr.jp/dealer/operation/touch/
ロンドンではオイスターカードの代わりにクレジットカードのタッチ決済で地下鉄が利用できます。日本ではそれほど普及してないタッチ決済ですが、ロンドンでは日本のQRコード決済並みに普及しています。
EPOSカードだったら、安心のVISAブランドで、もれなくタッチ決済に対応していますし、オイスターカードと同じ割引運賃やキャップ制が適用されます。
クレジットカードなのでオイスターカードのデメリットである、窓口で作る必要もなく、デポジットもチャージも不要で、残高不足で乗れなかった、なんてこともありません。
EPOSカードは海外旅行保険も自動付帯(2023/9/30出発まで)なので、まさに海外旅行のためのカードと言えます。
ただし、これまで自動付帯だった海外旅行保険ですが、この2023年10月1日出発分から制度が変わり、利用付帯(旅行代金を該当カードで決済した場合のみ付帯)になりました。
でも、ロンドンで使用するなら、自動付帯だろうが利用付帯だろうが実はあまり関係がありません。
EPOSカードの保険適用支払条件に
という項目があり、ツアー代金は別のカードで決済していても、EPOSカードのタッチ決済を現地で使った瞬間から、海外旅行傷害保険の補償対象になる、てことです。
まさに、ロンドンでタッチ決済をするのにうってつけと言えるカードです。
ただし、カードの規約に「保険対象事由が発生する前にカード決済している事」という記載があるとおり、カード決済以後の事故のみ保障となりますので、ご注意ください。
要は、空港からロンドン市内に向かう時にタッチ決済を使えば滞在中は補償対象になる、てことです。
ヒースロー空港からロンドン市内への移動はタッチ決済が使えるエリザベスラインが便利でした。
タッチ決済のメリットとデメリット
ここで、EPOSカードをはじめとしたタッチ決済のメリット・デメリットをまとめてみましょう。
割引運賃で乗車できる(オイスターカードと同じ)
1日の上限金額(デイリーキャップ)がある(オイスターカードと同じ)
購入の行列に並ぶ必要が無い
デポジット不要
カードの両替手数料がかかる
カードを出し入れするためセキュリティ的に不安
タッチ決済、実際に使ってみた!
さて、それではさとんが実際にロンドンでタッチ決済を使った時の感想や、上記のタッチ決済の数少ないデメリットの解消方法をご紹介します。
使用方法や感想
タッチ決済を初めて使ったのは空港からロンドン市内へ向かうエリザベスラインの改札口。
この写真は降りるときの改札です。最初はちょっと緊張しましたが、要は、この丸いところにピッとカードを当てるだけ。中一になったアホの息子でもできたので、ほんと簡単。
エリザベスラインの乗り方や感想についてはこちらで!
バスに乗る時も、同じようなカードリーダーが運転席の近くに設置されているので、前のドアから乗ってそこでピッとやるだけ。降りるときは後の出口からそのまま、降ります。
やり方がわからないときは、他の人の所作を見て、真似したらだいたいOK!
ちなみに、VISAブランドとアメックスブランドのカードを地下鉄で使用してみましたが、どちらも問題なく利用できました。MASTERブランドも大丈夫だと思いますが、JCBブランドはちょっと怪しい気がします。
さて、親はクレジットカードを持っていますが、11歳以上の子供の場合はどうするのか?という問題。
子供の分だけオイスターカードを買うのも面倒なので、子供には、たまたま持ってたVISAプリペイドカードを持たせて使わせました。
もし落としてもチャージした金額の被害で済むし、アプリを使えばチャージも可能なので意外に重宝しました。
デメリット解消例
世の中には完璧なシステムが無いように、簡単で便利なタッチ決済もいくつかのデメリットがあります。ここでは、先ほど挙げたデメリットの解消例をご紹介します。
両替手数料
タッチ決済でEPOSカードを利用した時にかかる両替手数料は1.63%。もう、これは正直どうしようも無いわけです。
ただ、オイスターカードのデポジット(1,200円)と比較すると、EPOSカードのタッチ決済を75,000分使って初めて両替手数料が1,200円に到達します(75,000円*1.63%=1222.5円)。
デイリーキャップ(1,458円/一日)があるので、地下鉄等のタッチ決済のみだと51日間!使い続けないと75,000円分使うことは不可能です。(75,000/1,458=51.44日)
つまり、オイスターカードのデポジットと比較すれば、ほんの数日の旅行期間の両替手数料は、微々たる金額で、EPOSカードのタッチ決済の方が圧倒的にコスパに優れていると言えます。
防犯上の不安
カードを出したり入れたりするのが不安
これは、タッチ決済を使う時の一番大きな不安点かもしれません。
おサイフケータイの支払方法にEPOSカードをセットすることで、財布の出し入れを無くすこともできますが、それでもスマホを出したり入れたりすることには変わりはありません。
この防犯上の不安の解消方法として、さとんは、財布を持たないことを選択しました。
ロンドンでは、キャッシュレス化がものすごい勢いで進んでおり、スーパーや売店、レストランは言うに及ばず、ファーストフード店やバラマーケットなどの露天、はたまた、大道芸人のおひねりまで!キャッシュレスで支払いができました。
日本で、二万円ほどの現金をポンドに両替してきたものの、どこで使おうか?と悩むくらいの状況。
てことで、実際の旅で使ったのがこんな感じのパスケースにEPOSカードと紙幣を2,30£程度入れて持ち歩いてました。財布はホテルに置いておく!
カードを使う時だけリュックからケースを引っ張り出して、ケースごとリーダーにピッとすれば、カードも出し入れ不要だし、スリから見れば、オイスターカードなのか、クレジットカードなのかはわからないので防犯上も安心です。
リールが付いているので、リールの片方をリュックの中に括り付けておけば、仮にリュックの底を切り裂かれて中身ごと持って行かれても、カードは中で宙づりになるので、持って行かれるリスクも軽減できるはず。
ちなみに、クレジットカードではなく、デビッドカードや息子に持たせたようなプリペイドカードでもタッチ決済が使えるので、さらにリスク低減を望まれるのなら、そういった方法もある、ということを最後に付け加えておきます。
まとめ
ということで、以上「ロンドン旅行でオイスターカードは要らない!タッチ決済が便利すぎた!感想を紹介!」をご紹介しました。
オイスターカード無しで本当に大丈夫なのか?訪問前は半信半疑でしたが、訪問後の今なら間違いなく言えます。
オイスターカードはもう要らない!
EPOSカードのタッチ決済があれば、ロンドン市内の移動は事足ります。あなたもロンドン訪問時には、EPOSカードを作ってご訪問ください!
それでは!
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