どーも!「子連れさとん.com」管理人のさとんです。
近年、世界のあちこちでタクシー業界から目の敵にされているライドシェアアプリ。主にUberがそのやり玉に上がってますが、そんなUberを東南アジアからたたき出したライドシェアアプリがGrabです。
東南アジアで圧倒的な強さと人気を誇るGrab。さとんもマレーシア で実際に利用してその便利さに感激したクチです。
そんな感激をあなたと共有したく、今回から「Grab」についての紹介記事を書いていきたいと思います。
1回目の今回は、「Grab」とは何だ?というところを、ライドシェアの説明と合わせてご紹介したいと思います。また、「Grab」の創業者や歴史、どこの国の会社で株主は誰なの?といった、「Grab」のサービスを運営する会社について調べてみました。
よろしければお付き合いください。それでは、レッツゴー!
「Grab」とは何?
まず、「Grab」とは、「uber」と同じくライドシェアアプリを提供・運営する会社です。
ライドシェアとは?
ライドシェアとは、GPSやスマホといったICT技術を使い、ドライバーと移動ニーズを持った顧客を結びつけるサービスで、シェアリングエコノミーの一種とされています。
「シェアリング・エコノミー」とは、典型的には個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスのこと 総務省ホームページより抜粋
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc242110.html
タクシー業界の反発?
ライドシェア、とりわけ「uber」がタクシー業界から反発を食らっているのは、これまでタクシーが独占していた「顧客を輸送するサービス」に個人が自家用車で参入できる仕組みを作ったことに尽きます。
ま、既得権益にしがみつく連中が、自身の怠慢を棚に上げて反発しているという気はします。あくまでも、さとんの個人的見解です(笑)
東南アジアのボッタクリタクシーや交渉制タクシーなんかは、ライドシェアアプリの台頭で早晩、絶滅してほしいもんだ、とつくづく思います。これも個人的見解です(^^;
交渉自体がめんどくさいし、ボッタクリなんて論外でしょ?!観光客を食い物にしやがって!!と一度ならずぼったくられたことがある人間として声を大にして言いたい。
「Grabガンバレ!!」
ただ、「Grab」は実はタクシー業界とも比較的良好な関係を築いています。そこが「uber」と少々違うところで、その理由は後述する歴史の中でご紹介しましょう。
「Grab」の歴史は?
てことで、「Grab」の歴史をご紹介しましょう。
「Grab」の創業
「Grab」の創業年や創業者をまとめてみました。
創業年:2012年6月
創業者:アンソニー・タン、タン・フーイ・リン
2012年。創業者、アンソニー・タンがハーバード・ビジネス・スクール(HBS)在籍中に、HBS New Venture Competition(新規事業コンテスト)に応募し2位となったプランを基に、彼の故国マレーシア で創業したのが、「Grab」の前身となる「MyTeksi」社です。
「MyTeksi」は当初、マレーシア のタクシー配車事業をメインに創業しましたが、2013年のフィリピンでのサービス開始を皮切りに、瞬く間に東南アジア各地のタクシー配車事業を手がけるようになりました。
その時のタクシー配車サービスの名称が、現在の社名にもなっている「GrabTaxi(グラブタクシー)サービス」です。
ライドシェアへの参入と「Grab」への改名
2015年。フィリピンでライドシェアサービス「GrabCar+」を立ち上げた「MyTeksi」社は、翌2016年に社名とブランド名を「Grab」に統一します。同時に東南アジア各地でライドシェアサービスを拡大していきます。
元々、タクシーの配車アプリであった「Grab」は、アプリの中でライドシェアサービスとタクシーの配車サービスが併存しています。
ユーザーが、ライドシェアサービスとタクシーの配車をチョイスできる仕組みになっているため、ライドシェアサービス一本の「uber」よりも「Grab」の方がタクシー業界の反発は少ないということです。
実際、マレーシア で利用した時も、「GrabCar」を手配したのに、やって来たのはタクシーだったということがありました。もちろん、料金体系は「GrabCar」の料金です。
こうして、タクシー業界と共存をはかることによる相乗効果もあって、2018年に「Grab」は東南アジアから「uber」をたたき出すことに成功しました!
「Grab」はどこの国の会社?株主は?
2012年にマレーシア で創業した「Grab」は、現在その本拠地をシンガポール に構えています。なので、現在の「Grab」はシンガポール の会社ということになります。
企業価値は60億ドルともいわれる「Grab」ですが、実は株式の25%超を「uber」が所有しています。
東南アジアから「uber」が撤退する際、「uber」が持つ運転手や「Uber Eats」を譲り渡す対価として「Grab」が「uber」に譲渡したのでした。
「Grab」の株主には「uber」だけじゃなく、日本の「本田技研」や「ソフトバンク」も名を連ねており、「Grab」の事業が将来有望だということがよくわかりますね。
まとめ
以上、「Grabとは何?ライドシェアの紹介とGrabの歴史を調査!」をご紹介しました。
日本では法律上の規制もあって、ライドシェアというのは一般的ではありません。ライドシェアというサービスもあまり浸透していないと思います。
でも、東南アジアだけじゃなく、欧米各国でもライドシェアサービスがどんどんタクシーの仕事を奪っているのが現実です。
安くて早くて明朗会計で、おまけにサービスも良ければ、当然の結果ですよね。次回も、そんな「Grab」についてご紹介していきたいと思います!!
それでは!
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